定期健診の目的は?
病気やトラブルの早期発見と口の健康を守ることです。
【検査】
・進行中の病気を見つける
・自分では気がつかない異常の早期発見 など
【予防】
・むし歯にならないために
・歯周病にならないために
・歯並びが悪くならないために
・歯を失わないために など
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<むし歯の進行>
冷たいものがしみるようになって来院したところ、大きなむし歯になっていました。
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<二次カリエス>
詰めもののすき間にものがはさまるようになって来院したところ、
詰めものの下にむし歯がひろがっていました。
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<歯周病の進行>
歯がぐらつく感じがして来院したところ、歯を支える骨が弱くなってきていました。
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<補綴物の脱落>
ブリッジが動くようになり来院したところ、ブリッジの中がむし歯になっていました。
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定期健診を受けて、チェックやメンテナンスを早めにすると進行を防げたかもしれません。
健康な状態を維持するためにも、定期健診は重要です。
むし歯になりやすい人ってどんな人?
むし歯は「細菌」「唾液」「食習慣」がポイント。
3つの要素の個人差で決まります。
- 1.むし歯の原因菌の数→多い人ほどむし歯になる確立が高い
- 2.唾液の分泌量や菌への抵抗力→抵抗力のない人ほどむし歯になる確立が高い
- 3.食習慣→甘いものを頻繁に飲食する人ほどむし歯になる確立が高い
1.2.3に当てはまる人ほどむし歯になりやすい人です。
=むし歯危険度チェック=
いくつあてはまりますか?多い人ほど危険です。
- (1)今までにむし歯になったことがある
- (2)磨き残しが多い
- (3)甘いものを良く食べる
- (4)1日中、よく食べたり飲んだりする
- (5)歯磨きはあまりしない
- (6)フッ素入り歯磨き剤を使っていない
- (7)定期健診を受けていない
むし歯原因菌の数や唾液のむし歯への抵抗力は歯科医院で確認できます。
・むし歯原因菌の数
・唾液の分泌量や緩衝能、抵抗性
・プラーク付着量
むし歯予防する方法って?
目に見える部分だけでなく、
見えない部分もしっかりケアをすることです
目に見える部分だけでなく、見えない部分もしっかりケアをすることです
●目に見える部分はむし歯になりやすい部分を注意しましょう
・歯の溝・・・歯の溝をふさいで予防します。
・歯と歯の間・・・ブラシの届きにくい部分なので歯ブラシの角を使い、あたるようにします。また、歯間ブラシやデンタルフロスを使うことも予防につながります。
●目に見えない部分は歯を強くしましょう
・フッ素には、歯の表面のエナメル質を強くする、歯から溶け出したミネラルを戻しやすくするという2つの効果があります